◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 最終日(5日、山梨・富士桜CC=7566ヤード、パー71)
首位で出た石川遼は4バーディー、4ボギーの71とスコアを伸ばせず、通算8アンダーで4打差の2位で終えた。20代ラストの試合で、19年12月の日本シリーズJTカップ以来となる通算18勝目はならなかった。
3日目を終えて2打リード。2打差以上の単独首位で最終日を迎えた試合はこれまで7戦7勝だったが、過去2勝(2009、10年)の舞台で“不敗神話”が途切れた。
3番パー5で第3打をベタピンにつけて初バーディーを奪ったが、4番、9番と前半で2度、3パットのボギー。前半を1打差の2位で折り返した。後半開始の10番ではラフから寄せきれずに連続ボギーとした。
その後は14番で4メートルを沈め、15番パー5で第3打を1メートルにつけて連続バーディー。17番パー5は2オンに成功してバーディーを奪ったが、最終18番で4オン1パットのボギーとなった。
2週連続の2位で終えた石川は「全体的にちょっと硬かったし、難しいなと思いながらやっていた。少し硬くなった部分や、優勝争いなので緊張も当然ある。それを凌駕(りょうが)するような、カバーする技術がまだまだ。全てにおいて技術がまだ足りていない」と、受け止めた。
次戦は2週後のANAオープン(16~19日、北海道)。「やるべきことはすごくよく見えているので、また次に生かしたい」と、前を向いた。