女子プロゴルフで19年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(22)=サントリー=が23日、11月末に受験する来年の米女子ツアー出場権をかけた最終予選会で上位入りを逃した場合、米女子下部ツアー参戦も「選択肢」として考えていることを明かした。渋野はこの日、24日から3日間、宮城・利府GC(6591ヤード、パー72)で各日上限1000人までの有観客で開かれるミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(報知新聞社後援)へプロアマ戦で最終調整した。
8ラウンド(R)で争う最終予選会は45位までが通過し、20位以内までが優先出場権を獲得。また、8R完走すれば来年の米下部の出場権は得る。渋野は20位に入れなかった場合の米下部ツアー参戦の可能性について「もしこけてしまった場合の選択肢としては頭にある」と初言及した。
22日に親交のある石川遼が米男子下部の予選会に挑戦する心境を語った。「その決断はすごいなと思うし、尊敬しかない」と刺激を受けた。前週、21年自己最高の4位に入り「試合が続いてやってきたことがかみ合ってきた」と渋野。東北唯一の大会で上昇気流に乗る。(榎本 友一)