◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(26日、宮城・利府GC=6591ヤード、パー72)
渋野日向子(サントリー)は7打差5位で出て3バーディー、3ボギーの72で回り、6アンダーの8位で終えた。昨年11月以来、今季2度目となる2戦連続のトップ10入りとなった。
1番でドライバーでフェアウェーに運ぶと、アイアンでの第2打をピン左下1Mにつけて幸先良くバーディーで発進した。8番パー5も、残り25ヤードから54度のウェッジでの3打目をピンそば1Mに寄せて伸ばした。
13番パー4で、4オン1パットで今大会初のボギーをたたいた。15番パー3はグリーン奥からの3打目の寄せが2・5Mオーバーしてボギー。16番もグリーン奥から3打目の寄せが2Mショートしてボギーとなった。最終18番パー5はグリーン右手前ラフから、バンカー越えのアプローチを4Mに寄せてフックラインをねじ込んで、バーディーで締めくくった。
ホールアウト後「悔しいの一言しかない。本当何か全てのものを台なしにしてしまった一日だったかなと」と肩を落とした。「13番は仕方ないにしても、14番(パー5)でチャンスにつけられずにパーで、なかなかかみ合わなくなっていった感じで。連続ボギーはすごく後悔しています」と振り返った。
それでも前週の初日からこの日の12番までツアー自己最多となる、70ホール連続のボギーなしを記録した。「今日の後半までは、すごくパーオンできなくても耐える力が身についてきたかなと思うが、またこうしてボギーを打ってしまったのは残念。でも、今週は3パットしていないのは収穫ですね」と課題とされてきたショートゲームの底上げを実感した。
次週は国内最高峰のメジャー、日本女子オープン(30日開幕・栃木・烏山城CC)を迎える。「耐えるゴルフが必要になってくるコースだと思うので」と警戒する。同じ会場で行われた2016年大会はアマチュアで出場し74、86の通算18オーバーの108位で予選落ちした。「難しいイメージしかない。80を切れる気がしなかったですね。5年経ちましたけど、80を切れる気がしないですね」と笑い飛ばした。