松山英樹は最終日72の67位で復帰戦を終える 「中々思うようには行かなかった」


◆米男子プロゴルフツアー シュライナーズチルドレンズ・オープン 最終日(10日、米ネバダ州TPCサマリン=7255ヤード、パー71)

 米男子ツアー日本人歴代最多6勝の松山英樹(LEXUS)は、63位スタートで1イーグル、2バーディー、5ボギーの72とスコアを落とし、通算4アンダーの67位で終えた。

 1番でグリーン手前から3打目の寄せが、5Mオーバーしてボギーが先行した。2番パー4も第2打をグリーン手前に外してボギー。それでも5番パー3では、アイアンでの第1打をピン下60センチにつけてバーディー。8番パー3は、第1打をグリーン右手前のバンカーに入れてボギー。9番パー5は第2打を右手前のグリーンエッジまで運び、残り9Mをパターで沈めてイーグルを奪った。

 後半は、10番で3Mを沈めてバーディーが先行した。16番パー5は第2打をグリーン手前の池に入れてボギー。17番パー3は第1打がグリーン右のバンカーにつかまり、ボギーとなった。ホールアウト後、テレビのインタビューでは「何かきっかけを探そうと思ってやっていたんですけど。なかなか、思うようには行かなかったという感じですね」と振り返った。

 標高800Mの高地で、普段よりも飛距離が出るため、選手にとっては距離計算は難しい大会だった。世界屈指のアイアンショットの名手もパーオン率は、66・67%で110位と苦戦した。「ちょっとね、大きく変えなきゃいけない部分もあると思うので。それはパットにも、ショートゲームにも影響してくるところだと思うので。切り替えて来週、頑張りたいなと思います」と2週間の短いオフ明けの復帰戦をあとにした。

 3打差6位で出た任成宰(イム・ソンジェ、韓国)が、9バーディーでこの日のベストスコア62を叩きだし、逆転でツアー通算2勝目をつかんだ。

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