古江彩佳、稲見、小祝との“同組対決”は「頑張りたい」 直近4戦中3勝で約396万円差に肉薄し「びっくり」


練習を終え笑顔でピースする(左から)古江彩佳、西村優菜

練習を終え笑顔でピースする(左から)古江彩佳、西村優菜

◇女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス(12日~14日)▽指定練習日(11日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 昨年大会覇者で、賞金ランク2位の古江彩佳が10番からの9ホールの練習ラウンドで調整した。直近4戦で3勝し、3位が1度と絶好調の“秋女”は「(調子は)悪くはないかな。上位で争っていけるように頑張ります」と、自身3度目の2戦連続Vへ、気持ちを引き締めた。

 前週のTOTOジャパンクラシックでツアー通算7勝目を挙げ、賞金ランクトップの稲見萌寧の背中を猛追する。9月の住友生命レディス東海クラシック後に約7248万円あった差が、前週V後に約396万円差に肉薄。「すごく差があったのでそんなイメージがなかったので、縮まっていることはびっくりはしています」と、自身でも驚きの快進撃だという。

 初日(12日)はいずれも初の賞金女王の座を争う稲見、ランク3位の小祝さくらと同組となった。“直接対決”については「嫌いじゃない」とし、「相手が見えるのはいい。頑張りたいなという気持ちにさせてくれる」と歓迎した。稲見が自身の前週V後にインスタグラムに「あなたは上手すぎるよ」と記していたことには「うれしいですね。萌寧ちゃんにうまいと言ってもらえるのはうれしい。一緒に競い合っていけるのは、自分もうまくなれるので」と語った。

 昨年大会は酒井美紀とのプレーオフを制し、ツアー史上4番目の若さで3勝目にたどり着いた。「懐かしいな。すごく接戦でプレーオフを3ホールもしたなと覚えています。ここにピンが切ってあったな、こんな感じでショットしたなって思い出しました」と明るい表情だ。今週は験を担いで昨年大会で利用した宿泊先と同じ場所に泊まっていると明かした。

 一方で、大ファンと公言する歌手の浜崎あゆみが7日にアナフィラキシーショックで緊急搬送。同日のスタッフの公式ツイッターで「意識不明の状態が続いておりましたが、先ほど意識が戻り現在は容態も徐々に安定して参りました」などと経過報告があったが、やっぱり心配そう。「あゆちゃんが倒れたって、さみしいな…早く治ってほしい」と祈るように話した。

 12月2日から米女子ツアーの最終予選会(米アラバマ州)に参戦予定。日本からともに挑戦する渋野日向子は次週の大王製紙エリエールレディス(18~21日・愛媛)を終えて、海を渡る見通しだが、古江は最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯(25~28日・宮崎)まで出場する見通し。「最後まで頑張りたい」と、紅葉が色づく“秋本番”へ気持ちを高めた。

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