稲森佑貴「自分のゴルフがよくなるようにいろいろ変えていきたい」パター三刀流で逆転賞金王に挑む


12番、ティーショットを放つ稲森佑貴

12番、ティーショットを放つ稲森佑貴

 男子プロゴルフツアーの2020―21年シーズン最終戦、日本シリーズJTカップが2日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で2年ぶりに有観客で開催される。

 “曲がらない男”、稲森佑貴(27)=国際スポーツ振興協会=は、仲がいい杉山知靖(28)=レイクウッドコーポレーション=と9ホールを回ってコースを確認した。「ティーショット(の着弾地点)も最初から狭いので、その正確さは頑張ろうかな」。フェアウェーキープ率77%超えで、同部門トップの稲森は、難コース攻略に意欲を見せた。

 現在賞金ランク5位で、優勝すれば逆転賞金王の可能性も残す。しかし、前々週からパッティングが不調で2週連続で予選落ちし「絶不調」。改善すべく、29日には一人で黙々とパター練習に励み、この日はエースと練習用パターを併用してラウンド。今後も3本のパターから最善の一本を模索し「自分のゴルフがよくなるようにいろいろ変えていきたい」と前を向いた。

 今大会は6度目の出場で、17年の5位が最高。通算2勝が国内メジャーの稲森は「少なからず(順位を)更新したい」と気持ちも曲げずに戦う。(菅原 美沙)

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