C・キム 初の賞金王へ「追いかけるより上にいる方が好き」大会連覇も照準


4番、ティーショットを放つC・キム(カメラ・竜田 卓)

4番、ティーショットを放つC・キム(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー2020―21年ツアー最終戦 日本シリーズJTカップ(12月2日から4日間、東京・稲城市 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの2020―21季最終戦、日本シリーズJTカップは2日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で2年ぶりに観客を入れて行われる。

 賞金ランク1位のC・キムが初の賞金王へ順調な仕上がりをアピールした。プロアマ戦で調整し、17番パー5(535ヤード)の第1打で351ヤードのビッグドライブを披露し、同組のアマチュアを驚かせた。「調子は悪くない。万全を期してやりたい」と気を引き締めた。

 昨年大会は奧から急傾斜の名物・18番をパーでしのぎ優勝。この日も10分ほどかけて入念にグリーンを確認し「ドラマを生んだホール。全力で挑みたい」と力を込めた。

 今季獲得賞金約1239万円差の首位で最終戦を迎える。史上6人目の大会連覇なら文句なしの初の賞金王となる。ランク2位の木下稜が単独2位でも、自身の単独12位以上で決まる。「追いかけるより上にいる方が好き」とニヤリ。10代の頃に指導を受けたデビッド・イシイは1987年大会を制し、外国人初の賞金王に輝いた。「賞金王になれたらいい。優勝できたらなおいい」と恩師に続く偉業達成に挑む。(宮下 京香)

最新のカテゴリー記事