
1番、ギャラリーが見守る中、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・竜田 卓)
◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第1日(2日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)
2020―21年シーズン最終戦のメジャーが開幕した。9月のパナソニックオープンで、ツアー史上5人目のアマチュア優勝を成し遂げた中島啓太(日体大3年)が石川遼、松山英樹に続く大会史上3人目のアマチュア出場を果たした。
午前9時スタートの第1組。スタートアナウンスで「世界アマチュアランク1位」と紹介を受けた21歳の中島は、1番ティーグラウンドでドライバーを握り、開幕を告げるオープニングショットをフェアウェー左へと運んだ。ツアー1勝のジュビック・パグンサン(フィリピン)、古川雄大の初出場3人同組でのラウンドとなった。
中島は、第2打をピン左奥50センチにつけるスーパーショットで幸先良くバーディー発進してギャラリーの温かい拍手を浴びた。
約1239万円差の賞金ランク1位で昨年大会覇者のチャン・キム(米国)は、同2位の木下稜介、同3位の金谷拓実と同じ最終組。午前10時30分に1番からティーオフする。優勝すれば逆転賞金王の可能性を残す賞金ランク4位の星野陸也と同5位の稲森佑貴は、前週大会を制した堀川未来夢と同じ組。10時20分にティーオフする。
賞金総額1億3000万円(優勝賞金4000万円)で2日から4日間、予選落ちなし。今年の優勝者と賞金ランク上位者で30選手が参加して感染症対策のため、一般のチケット販売は各日2000枚までの2年ぶりの有観客での開催となっている。