
18番でバーディーを奪い笑顔を見せる都玲華。通算13アンダーの6位で大会を終えた(カメラ・今西 淳)
◇女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 最終日(20日、宮城・仙台クラシックGC=6642ヤード、パー72)
21歳ルーキーの都玲華(大東建託)は5位で出て5バーディー、2ボギーの69で回り、通算13アンダーで自己最高の6位に入った。
出だし1番でバーディー発進。8番パー3は約8メートルのロングパットを決め、スコアを伸ばした。優勝争いが激化したバックナインでは10番、12番でボギー。終盤5ホールで3つ伸ばしたが、通算12勝目を飾った小祝さくら(ニトリ)に2打及ばなかった。
都は「打つまでの時間が長くなったり、慎重になってた。ドライバーがずっと左にきてて、原因は左肩が左に向いてると分かっていても、勇気がないのか修正しきれず、そこを勇気を持って直せないと優勝は厳しい。決めきりたいところを決めきらないと流れもつかめないし、優勝は難しいと身をもって感じた」と唇をかんだ。
それでも、5月のメジャー・ワールドレディスサロンパスカップの8位を上回る6位に入り「自分のベストの順位でフィニッシュできたのは成長できたのかな」と手応えを語った。最多バーディー賞(18個)とベストルーキー賞をダブル受賞。賞金は各50万円で合計100万円をゲットした。「うれしい! でも、すぐ使っちゃいそうだから、お父さんに(管理を)任せます。『触るなよ!』と言われそう(笑)。先行投資型なので、お父さんに借金中だから、返せますね」とノリノリで話した。
次週はホステス大会の大東建託・いい部屋ネットレディス(ザ・クイーンズヒルGC)に臨む。「大東建託さんにニコっとして会えそうだからうれしい。ホステスだし、アマチュアの時から契約してもらっていたので、結果でいいご報告だったり、楽しんでもらいたい。来週はノリさん(清水重憲キャディー)と回るので、先々週(資生堂・JALレディス)に予選落ちしちゃったリベンジをかねて頑張る」と気合を入れた。