◆男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全英オープン 最終日(20日、英ロイヤルポートラッシュGC=7381ヤード、パー71)
34位で出た松山英樹(LEXUS)は7バーディー、2ボギーの66と伸ばし、通算7アンダーで今季最後のメジャー大会を終えた。ホーアウルト時点の順位は12位。U―NEXT(ユーネクスト)のインタビューに応じ「トップ10に入りそうな雰囲気はあったけど、13番、16番はもったいなかった。ショットも最後の方は少しずつ良くなってきていた。精いっぱいの結果かなという感じ」と振り返った。
2番パー5でグリーン左奥からの第3打をピンそば1メートルに寄せてバーディーを先行させ、「今週ずっとアプローチが悪かったので、ああいうのが一つ寄ってくれると、他の難しいところもうまく寄せることができた」。5番では4メートル強のチャンスを沈めた。9番では残り105ヤードの第2打をピン手前3メートルに運んで決めきり、前半に3つ伸ばして折り返した。
後半も勢いは止まらず。10番で5メートルをねじ込み、11番では残り139ヤードの2打目をピンそば90センチにからめた。12番パー5でも見せ場を作った。12メートルのイーグルパットこそ惜しくもカップ右縁で止まったが、4連続バーディーを奪い、一時は4位まで順位を上げた。
13番パー3で第1打を右バンカーに入れ、この日初めてのボギーを喫したが、15番で7メートルのバーディーパットをカップ真ん中から流し込んだ。16番パー3は第1打をグリーン奥に外しボギー。上がり2ホールもピンチが続いたが、ティーショットを右ブッシュに入れた17番で4メートルのパーパットを入れ、グリーンを外した18番ではアプローチで寄せてセーブした。
松山は今年が11度目の全英オープン出場。初日は97位と出遅れながら、日を追うごとに順位を上げた。復調していったティーショットについては「いい感じで振れているところは振れているけど、練習場に戻ったら暴れて、初日の前半みたいな感じになる。それを試合中になんとか修正できたことはプラスだけど、もっと練習から高い精度で打てるようにしたい」と語り、「なかなかいいプレーはできなかったけど、来年に向けてまた頑張っていきたい」と今季の4大メジャーを戦い抜いた思いを口にした。