五輪銀メダル、賞金女王に最後もV締め 稲見萌寧「ぶっちぎりで勝ちたかったのでよかった」


9番、バーディーを決め西村優菜と抱き合う稲見萌寧

9番、バーディーを決め西村優菜と抱き合う稲見萌寧

◆プロゴルフ男子、シニア、女子対抗戦 日立3ツアーズ選手権(12日、千葉・大栄CC)

 女子ツアー(JLPGA)チームが24ポイントを稼ぎ、前回2019年大会に続き連覇を果たした。男子ツアー(JGTO)チームが20ポイントで2位。シニアツアー(PGA)チームが10ポイントで3位となった。MVPには初出場の西郷真央が選ばれた。

 8月の東京五輪で銀メダル、今季はメジャー優勝を含むツアー9勝で初の賞金女王に輝いた稲見萌寧はチームの連覇に貢献し、以下のように笑顔でコメントした。

 ―今日の戦いを振り返り。

 「足を引っ張らないように頑張ろうと思っていたので、少しでも貢献できてよかった。真央ちゃんも私もしっかりと頑張れたのでよかった」

 ―普段回らない選手たちと回って。

 「PGAの伊澤(利光)さんが、すごく飛距離も出て、本当にすごい選手だなと思った。仲良くしてもらっている、(北谷津ゴルフガーデン所属の)篠崎紀夫さん、(同門の)木下稜介さんにいつも刺激をもらっているので、負けないように私も頑張らなきゃと改めて思った」

 ―奥嶋コーチ(木下のキャディー)と後半は同組で対決。

 「コーチと稜介さんがタッグを組んで、私だけをつぶしにくるって事前からずっと言われていた。『その期待に応えて勝ってあげます』と(実際にそう)なってよかった。手を付けられないくらい、ぶっちぎりで勝ちたかったのでよかった」

 ―大活躍の1年を最後も優勝で締めくくり。

 「例年よりパッティングがうまくいって、そこが一番の要因。今年たくさんの経験をさせてもらえた。この経験を生かしてこれからも頑張りたい」

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