日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は21日、都内ホテルで年間表彰式「JLPGAアワード2020―21」を開催した。東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(都築電気)が最多の4冠を受賞した。賞金女王、平均ストローク1位、JLPGA輝き賞、特別賞を手にした。
メディア賞のベストショット部門を受賞した渋野日向子(サントリー)は、米ツアー最終予選会(日本時間13日閉幕)から帰国後の隔離期間中のため表彰式を欠席。樋口久子・三菱電機レディスでのプレーオフ1ホール目の3ウッドで放った第2打(パー5を3ウッドで3メートルへ2オン)がベストショットに選ばれ、「打った瞬間はドキッとしましたが、攻める気持ちがあったことが結果的に良い方向に飛んでくれました。ギャラリーの皆さんの後押しが良いショットにつながり、改めて有観客でのトーナメントのありがたさを実感しました。来年は日本ツアーで戦う機会が少なくなりますが、少しでも明るいニュースを届けていけるように頑張ります」とコメントを寄せた。
また、年間最優秀選手賞(メルセデス・ランク1位)、新人賞の2冠に輝いた古江彩佳(富士通)も予選会から帰国後のため、式を欠席。ビデオメッセージを通じ「最優秀選手賞という形で高い評価をしていただき、とてもうれしく光栄に思います。これからもたくさんの方々へ笑顔と感謝の気持ちをお届けできるように、ますます精進してまいります。プロを目指すジュニアの子たちにも尊敬してもらえるような選手になれるように頑張ります。今後も、いろいろチャレンジしてたくさん経験を重ねてまいりたいと思います」と話した。