◆アジアンツアー共同主管男子プロゴルフツアー SMBCシンガポールオープン 最終日(23日、シンガポール・セントーサGCセラポンC=7403ヤード、パー71)
プロ3年目の桂川有人(国際スポーツ振興協会)が、4打差4位で出てショットが好調で3バーディー、ボギーなしの68をマーク。通算10アンダーで日本勢最上位となる3打差2位で終えた。ツアー自己最高成績となり、有資格者を除く上位4人に入り、初の海外メジャーとなる全英オープン(7月・英セントアンドリュース)出場権も獲得した。
23歳のホープは出だしの1番で2Mを決めてバーディー発進すると、パー5の4番は2オン2パットで伸ばした。ピン位置の難しい後半も安定したショットを軸に冷静なプレー運びで、13番で4Mのバーディーパットを沈めた。
サドム・ケーオカンジャナ(タイ)が首位タイスタートで2バーディー、ボギーなしの69で回り、通算13アンダーでアジアンツアー2勝目を飾った。小林伸太郎(栃木ミサワホーム)が、5アンダーの9位となった。今大会は、日本ツアーへの賞金加算はされない。
◆桂川 有人(かつらがわ・ゆうと)1998年10月9日、愛知・清須市生まれ。23歳。シングルプレーヤーの腕前だった祖父・征男(ゆきお)さんの勧めでゴルフを始める。通信制のルネサンス豊田高で学びながら、フィリピン・マニラに3年間のゴルフ留学。日大時代の18年日本学生選手権優勝。20年にプロ転向し、21年の石川遼エブリワンプロジェクトで下部のABEMAツアー初優勝。167センチ、70キロ。家族は祖父、母。