◆女子プロゴルフツアー Tポイント×ENEOS 第2日(19日、鹿児島・高牧CC=6419ヤード、パー72)
第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われた。第2Rを6打差の29位から出たルーキー・佐藤心結(みゆ、ニトリ)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算2アンダーでホールアウトした。現時点で4打差の暫定5位につけている。
第1Rは早い時間のスタートで18日のうちに73で終えて、第2Rは10番からスタートした。11番で6メートルをねじ込むと、12番も4メートルを決め切る、2連続バーディーを奪い、2つ伸ばして前半を折り返した。風が強まった後半も4番、8番でともに6メートルのバーディーパットを沈めた。最終9番をボギーとしたが、悪天候の中で60台をマークした。「後半は風が強くなって、風の読みが難しく、セカンドショットの縦距離がなかなか合わなかったりしたけど、パターが入ってくれた。耐えるゴルフができた」と胸を張った。
プロ2戦目となった前週のツアー、明治安田生命レディス(高知・土佐CC)では難コースに苦戦し、予選落ちを喫した。その後は「悔しい思いをして切り替えなければならない」と思い立ち、高知を観光した。今春、茨城・明秀学園日立高を卒業したが、体育と並んで得意な科目が日本史。「お城巡り」が好きだといい「姫路城に行ったことあるし、名古屋城にも行ったことあるし」。今回は高知城などを見て回り、気持ちをリセットして鹿児島入りした。
昨年秋に行われたプロテストに一発合格。ルーキーでは、一番乗りでの初優勝に期待が懸かる。20日の最終日に向けて「(この日は)悪天候の中60台で回れたのは、明日につながるラウンドができた。明日はしっかり攻めて、スコアを伸ばしていければいいなと思います」と表情を引き締めた。