西郷真央が師匠のジャンボに2勝を報告 「次はメジャー」などと激励を受ける


◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース プロアマ日(30日、静岡・葛城GC山名C=6590ヤード、パー72)

 前週、今季&通算2勝目を挙げた西郷真央(島津製作所)が、師匠の国内男子ツアー歴代最多94勝を誇る尾崎将司(75)に優勝を報告し、「次は(国内)メジャーを取るように」と厳命を受けたことを明かした。

 今季大ブレイク中の20歳は開幕前日のこの日は穏やかな晴天の下、プロアマ戦で最終調整した。開幕戦で初優勝後、先週までは自宅には帰宅せずにツアーを転戦していた。一度帰宅後、28日に千葉県内のジャンボ邸を訪れ、高校時代から指導を受ける師匠に初優勝と2勝目を報告した。「『よくやったな』と褒めていただいて。『メジャーはまだ先か』と聞かれて『もう少し先です』と話をして。『メジャーを勝てると、夢である海外に近づけると思うから、そこに向けて頑張れよ』と言われました」と次なる目標を与えられたという。

 これまで自身は「全ての試合が大事。全部の試合を全力で」を信念にしてきたが、師匠の言葉でより5つの国内メジャーへの思い入れを強めた。「師匠であるジャンボさんがメジャーを、ということなので。より一層頑張りたいなと思います」。将来的に見据える海外ツアーでの活躍に向けた足がかりにもなる、複数年シードも獲得できる。「誰もが認知する大きな大会。海外に出るのに必要な部分かなと解釈しています」と、4月のワールドレディスサロンパスカップ(茨城)以降の難設定のメジャー制覇を次なるターゲットに定めた。

 今季2勝で、世界ランクは自己最高の28位まで浮上した。次週の「世界ランク75位以内」の出場資格で、自身初の海外メジャーとなる6月の全米女子オープン出場はほぼ確実な状況だ。「世界ランクは毎週、チェックしているので。海外に出る前に上がってくれたら、自信につながると思うのでそこも頑張りたい」と、どん欲に上位を目指していく考えも口にした。

 今週のヤマハレディースは、初出場の昨年は通算4アンダーで8打差の13位だった。「グリーンの傾斜がすごくきつくて難しい。ピンがどこに切られるかで、第2打をどこにつけるかが大事」と戦略性の高い難コース攻略のカギを指摘した。

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