◇日本男子プロゴルフツアー 東建ホームメイトカップ(31日~4月3日) 練習日(30日、三重・東建多度CC名古屋C=7062ヤード、パー71)
ツアー通算17勝の石川遼(カシオ)が昨年10月のブリヂストンオープン以来、172日ぶりのツアー復帰をする。昨年10月に出場した米ツアーの2次予選会から帰国後の自主隔離において隔離義務違反が発覚し、1か月間の国内ツアー出場停止処分を受けていた。石川は開幕前日の30日、右手首と腰のケアで会場入りしなかったため、オンライン会見で復帰戦への決意を述べた。
ブルーのウェアで画面越しで姿を見せて「すごく久しぶりの試合になってしまいました。本当にご迷惑、ご心配をおかけした方がたくさんいて、まずは地に足をつけて、淡々と、丁寧に1打、1打向き合っていくことしか今は考えていないです。それがどう映るか、本当に分からないですし、ただ、自分としては目標をしっかり見失わずにやっていくことがすごく重要だと思っているので、とにかく大好きなゴルフをやれるというところにすごく感謝の気持ちでいっぱいなので、その気持ちを持ってプレーします」と語った。
この約半年間はスイングの調整やトレーニングを中心にこなしてきた。復帰戦に向けて、29日は会場入りし、1番から9ホールの練習ラウンドで新たに投入する43度ウェッジの感触を確かめるなど入念な調整を行った。会見で「感謝」を口にした石川。復帰戦からまたゴルフ界を盛り上げていく。