◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第2日(8日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)8日=岩原正幸】予選ラウンド2日間が終了した。史上4人目の連覇を目指す松山英樹(LEXUS)が5打差19位で出て強風の中、4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーで首位と5打差の2位へと浮上した。
世界ランク7位で17年全米プロ選手権覇者のジャスティン・トーマス(米国)、昨年の全米アマチュア選手権王者のジェームズ・ピオット(米国)と同組で、現地時間午後1時52分(日本時間26時52分)に1番からスタートした。風速7メートルを超える強風で多くの選手がスコアを落とす中、11度目の出場となったマスターズ王者は存在感を示した。
日本のエースが得意のショットで、オーガスタの風を切り裂いた。575ヤードの2番パー5で302ヤードのビッグドライブ。5ウッドでピン左8メートルに2オンして、2パットでバーディーを先行させた。
350ヤードの3番パー4では、ドライバーを握って307ヤード先の左フェアウェーへ運んだ。残り42ヤードから、ウェッジで2クッションさせる技ありの寄せで、ピン右2メートルにつけて伸ばした。180ヤードの打ち下ろしの6番パー3は、7アイアンでピン右手前1メートルにつけるスーパーショットで伸ばし、首位に並んで大歓声を浴びた。
7番パー4は3オン2パットのボギーを喫した。8番パー5は、2メートルのバーディーパットがカップにけられてパー。2打差4位で後半に入り、13番パー5でアイアンでの第2打をグリーン左の小川に落とすも、4打目を1メートルに寄せてパーセーブ。15番パー5は2オンに成功し、2パットでバーディーを奪った。
今年3勝と好調な世界ランク1位のスコッティー・シェフラー(米国)が、67をマークして通算8アンダーの単独首位に浮上した。