◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第2日(8日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)8日=岩原正幸】予選ラウンド2日間が終了した。史上4人目の連覇を目指す松山英樹(LEXUS)が5打差19位で出て強風の中、ティーショットとアプローチがさえて4バーディー、1ボギーの69で回り、通算3アンダーで首位と5打差の2位へと浮上した。
昨年2月の交通事故を経て、20年11月以来のツアー復帰戦のタイガー・ウッズ(米国)は4バーディー、6ボギーの74と粘って9打差の19位で予選を突破した。
3年ぶり2度目の出場の金谷拓実(Yogibo)は、8打差60位でスタートして3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、5オーバーの53位で惜しくも1打及ばずに予選落ち。世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大4年)も5打差19位で出て強風の前に5ボギー、1ダブルボギーの79と崩れ、7オーバーの64位で悔し涙の予選落ちとなった。
今年3勝と好調な世界ランク1位のスコッティー・シェフラー(米国)が、ショット、パットがかみ合ってこの日のベストスコア67をマーク。初メジャー制覇に向けて、通算8アンダーの単独首位に浮上した。
11年大会覇者のチャール・シュワーツェル(南アフリカ)、20年大会2位の任成宰(韓国)、19年全英オープン王者のシェーン・ローリー(アイルランド)が、松山とともに3アンダーの2位に並んだ。20年大会王者のダスティン・ジョンソン(米国)、今季2勝と好調のキャメロン・スミス(オーストラリア)、ケビン・ナ(米国)が6位で追う。
3つ目のメジャータイトルを狙うコリン・モリカワ(米国)、昨年大会2位のウィル・ザラトリス(米国)、16年大会覇者のダニー・ウィレット(英国)、米ツアー14勝のジャスティン・トーマス(米国)、ホアキン・ニーマン(チリ)が1アンダーの10位で続いた。
世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)、メジャー4冠のかかるロリー・マキロイ(英国)は2オーバーの23位。アダム・スコット(オーストラリア)は4オーバーの45位で予選を通過した。
一方で、15年大会覇者のジョーダン・スピース(米国)、メジャー4勝のブルックス・ケプカ(米国)は、6オーバーの59位で予選落ち。東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(米国)は、7オーバーの64位で決勝ラウンドに進めなかった。