米女子プロゴルフツアーのパロスバーデス選手権が28日から4日間、米カリフォルニア州のパロス・ベルデスGC(6258ヤード、パー71)で開催される。渋野日向子(サントリー)が中継局のWOWOWのインタビューに応じた。
起伏の激しいコースを見て回り、「若干、日本に似ているのかなみたいな所はある。アップダウンは慣れているとは思うけど、やっぱりしんどいですね」と苦笑い。「セカンドショットをどれだけ(グリーンの)同じ段に乗せられるかが重要かな。グリーンも風によっては転がるところ、止まるところもあるので、そこのメリハリもしっかり。やはり縦距離が合うようにできたら良いなと思います」と難コース攻略へ表情を引き締めた。
前週の同じカリフォルニア州で行われたDIOインプラントLAオープンでは、不規則な転がりを生むポアナ芝に苦戦。連戦の疲労も出てショットも乱れ、予選こそ通過したものの63位に終わった。「体調は良いけどちょっと疲れはたまっている。(今週もポアナ芝も混じるが)練習ラウンドを回ってポコポコやなというのもある。苦手意識はあるけど、打ち出したいところに打ち出せるように。そこだけに集中して頑張りたいと思います」と見据えた。
米女子ツアー会員として1季目のシーズン。3月の初戦からここまで6戦を終えて、今月上旬のメジャー、シェブロン選手権4位、2週前のロッテ選手権2位などトップ10が3度ある。「自分でも思っていた以上(の成績)なのですごくいい滑り出しだとは思う。でもまだ足りない部分がかなりあるのでしっかりそれを試合で重ねつつ、しっかり練習をしてもっと良い成績を残せるようにしたいなという感じです」とさらなる高みを目指す。
渋野は、第1ラウンド(28日)は日本時間で29日午前5時に10番からティーオフする。日本勢は、昨年の全米女子オープン覇者の笹生優花(フリー)、ツアールーキーの古江彩佳(富士通)が出場する。なお、前週のDIOインプラントLAオープンで、ツアー通算6勝目を飾った畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は出場しない。
大会の模様はWOWOWにて、日本時間29日午前7時30分より連日生中継・ライブ配信される。