西村優菜がメジャーで大会2人目の連覇へ「ワクワク、ドキドキ」 2日間クラブを握らなかったPO惜敗から切り替え


プロアマ戦で笑顔を見せる西村優菜(カメラ・今西 淳)

プロアマ戦で笑顔を見せる西村優菜(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー ▽ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ日(4日、茨城・茨城GC西C=6680ヤード、パー72)

 昨年大会覇者の西村優菜(スターツ)が2008年メジャー昇格後では11年、12年大会を制したアン・ソンジュ(韓国)に続く、大会史上2人目の連覇を狙う。「今週はディフェンディングチャンピオンとしてドキドキもワクワク…いろんな感情があります。コースが難しくなっているので、4日間マネジメントに集中して、最終日に優勝を狙える位置にいられたらいいなと思っています」と気持ちを高ぶらせた。

 東コースで行われた昨年は大会コース記録を更新する通算14アンダーでメジャー初制覇。その後、同年9月に2連勝を飾っている。「東コースは距離が長かったので、自分の飛距離で戦えたのがすごく自信になりました。『飛距離があったらいいのになあ』と気持ちの面でネガティブになっていた部分を消すことができた。その後の優勝にもつながったのかなと思います」と胸を張った。

 今季はここまで出場8戦で2度の2位などトップ10が5度。好調を維持しているが、「パットが一筋入っていない」と初勝利に届いていない。

 4月のKKT杯バンテリンレディス(15日~17日)では優勝した植竹希望、ともに同学年の吉田優利、小倉彩愛との4人によるプレーオフ1ホール目で4メートルが決めきれず、今季初勝利を逃した。その翌週はツアー出場はせず、悔しさのあまり最初の2日間はクラブを握らなかった。「本当に悔しかったので、終わって1日は振り返りをしたり。その日のラウンドのことずっと考えていました。最終日のラウンドは、今までで一番悔しいと思えるくらい。もっとできたのではと、ちょっと落ち込みました」

 ただ、前週のパナソニックオープンでは9位に入り、目標のメジャーへ心身ともに状態を上げてきた。今大会は4年ぶりに西コースで開催。3年ぶりに有観客で行われる。「セカンドショットがすごく難しくなっているけど、そこの精度と集中力が一番必要。あとはパターがかみ合ってくれれば」と偉業達成へ視線を上げた。

最新のカテゴリー記事