◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィックオープンダイヤモンドカップ 第1日(12日、茨城・大洗GC=7163ヤード、パー70)
出場選手144人が前後半に分かれてプレーし、前半組の72人がホールアウトした。54歳の大ベテラン谷口徹(フリー)が4バーディー、1ボギーの67で回り、前半組では首位と1打差の5位と好スタートを切った。「きょうはショートゲームがさえていた。若手に飛距離で対抗しても勝てない。自分は自分です。ゴルフは奥深い」と笑顔で話した。
日本男子ツアーの最年長優勝記録は2002年全日空オープンを55歳241日で制した尾崎将司。現在、54歳の谷口は来年の秋以降に優勝するとツアー最年長記録を更新する。「来年、その準備していますよ」とニヤリと笑った。18年の日本プロを50歳92日で制して日本男子メジャー最年長優勝記録を持つ谷口が、もうひとつの最年長V記録を更新することは決して不可能ではない。大阪・PL学園高では甲子園を湧かせた桑田真澄、清原和博と同じクラスだったエピソードはあまりにも有名。54歳の大ベテランとなっても、谷口は、まだまだ、戦い続ける。
今平周吾(ダイヤ)ら4人が4アンダーで首位。前戦の中日クラウンズ(4月28~5月1日)で今季自己最高の7位となり、復調気配の石川遼(カシオ)は3バーディー、3ボギーのイーブンパー70で回り、40位。