◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(21日、米オクラホマ州サザンヒルズCC=7556ヤード、パー70)
64位で出た松山英樹(LEXUS)は、3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72で回り通算6オーバー。55位で22日の最終日へ向かう。同じく64位で出た星野陸也(興和)は4バーディー、3ボギーの69と伸ばし、3オーバー36位。69をマークしたミト・ペレイラ(チリ)が、2位に3打差をつける9アンダーで単独首位に立った。
冷たい風が吹き、急激に気温が下がったなかでのラウンドとなった。松山は「この変わりようは今年のマスターズで経験しているので、さほどびっくりすることなかったですけど。まあゴルフがうまくいかないですね」。パーオン率は38・89%と低迷。3日連続のオーバーパーに、苦笑いを浮かべるしかなかった。
1番で14メートルを沈めてバーディー発進を決めると、その後は粘り強くパーを重ねた。グリーンを外した10、11番はアプローチでしのいだ。「全然ショットがよくないなかで、出だしのおまけみたいなバーディーでスタートすることができた。10、11とパーセーブできたので、このまま粘って行けたらなと思っていたんですけど、落とし穴がありましたね」。
「落とし穴」と振り返ったのは12番。左バンカーからの第2打は「アゴは気になったけど、ミスショット」。グリーン手前の池に入れ4オン2パットとし、今大会初のダブルボギーをたたいた。
続く13番パー5でバーディーを奪ったが、14番パー3はフィニッシュでクラブから両手を離した第1打が左へ大きく曲がり、15、16番はともに2メートル前後のパーパットが入らず3連続ボギーを喫した。
この日ティーグラウンドが前に出た17番パー4(296ヤード)は1オンに成功し、バーディー。「飛ばないのはわかっていた。ギリギリの距離だったので良かった」と話した。
もどかしさを抱えながら向かう最終日へ「時間がいっぱいあるんで、ゆっくり寝て明日に備えたいなと思っています。いいゴルフができるようにがんばります」と、気持ちを切り替えた。