男子ゴルフの海外メジャー、全米オープンは現地時間16~19日、米マサチューセッツ州のザ・カントリークラブで行われ、日本からは松山英樹(LEXUS)らが参戦する。1895年から始まった伝統の一戦では、数多くのドラマが繰り広げられた。スポーツ報知では122回目を迎える大会に向け、過去の大会を随時掲載。最終回は昨年大会を振り返る。
2021年6月、カリフォルニア州トーリーパインズGC(パー71)で行われた前回大会はジョン・ラーム(スペイン)が逆転でメジャー初優勝を飾った。
ラームは6位から出ると猛烈な追い上げを見せ、17番で8メートル、18番で6メートルのバーディーパットを沈め、観衆を熱狂させた。初優勝を飾った地で、夫人と婚約をした思い出の場所で「67」で回り、通算6アンダーでビッグタイトルを手にした。首位から出たルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)が71で5アンダーの1打差2位となった。
日本勢は松山英樹が初日に69をマークして、5位発進したものの第2日以降は76、74とスコアを落とした。最終日に「68」と意地を見せ、3オーバーの26位。同じく26位に入った星野陸也とともに、大会後の世界ランクで同年夏に行われた東京五輪の出場権を手にした。