◆日本女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ(23日~26日)指定練習日(22日、千葉・カメリアヒルズCC=6639ヤード、パー72)
ツアー通算4勝で、昨年大会覇者の菊地絵理香(フリー)が自身初の連覇に挑む。「もちろん出るからには優勝を目指したい気持ちはあります」と決意を込めた。今大会は練習日からギャラリーが来場できる。この日は多くのファンの前で、10番から9ホールの練習ラウンドで最終調整した。
昨年大会は初日から首位を譲らず、通算20アンダーで完全Vを飾った。オフに100ヤード以内のショットの向上を図り、スイングを「全体的にフラット目にしたい」と改造した。今季はそのスイングで「タイミングが取れなくて出球の感じがあまり良くない」といい感覚を得られず、出場14戦でトップ10が1度と波に乗れていない。「今の状態はショットもパッティングも不安があるけど、ミスの範囲を狭めて、どうマネジメントしていくかが大事」と見据えた。
今大会は今季最多の賞金総額3億円(優勝5400万円)のビッグトーナメント。菊地は現在、生涯獲得賞金が5億8938万8136円で、今大会で単独6位以上に入れば、ツアー史上23人目で6億円を突破する。「自分の中で1つのモチベーションにはなる。6億も頭に入れて戦えたらと思います」と意欲。さらにパー3の4つのホールでは各700~800万円のホールインワン賞が設定されている。「選手は本当に楽しみ。すごく大きいのでやっぱり狙いたい」と目を輝かせていた。