「天才少女」須藤弥勒がプロアマ戦で元世界1位も驚くパッティング「憧れの申ジエさんに褒められてうれしい」


18番、申ジエ(左)とラウンドし笑顔で記念撮影した須藤弥勒(カメラ・小泉 洋樹)

18番、申ジエ(左)とラウンドし笑顔で記念撮影した須藤弥勒(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス プロアマ(24日、北海道・小樽GC=6655ヤード、パー72)

 女子プロゴルフツアーのニトリレディスは24日に北海道・小樽CC(6655ヤード、パー72)で開幕。23日はプロアマ戦が行われ、史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成した「天才少女」須藤弥勒(11)=ゴルフ5=が、憧れの元世界ランク1位・申ジエ(韓国)と同組でラウンド。「5歳の頃から憧れる、申ジエ選手にパターを褒められてうれしい」と笑顔で話した。

 弥勒のチームは前半に5アンダーの快進撃。長短のパットを次々にカップに沈めた「天才少女」のプレーに、米ツアーで賞金女王にも輝いた申ジエも驚がくしたという。「弥勒ちゃんパターがうまいからこのまま心配しないでどんどん続けて頑張ってね」と言われたことを明かし、「大好きな人から褒められてうれしいです」と再び頬を緩ませた。

 母・みゆきさんによると、弥勒が7歳の頃、ゴルフ5レディスの会場で申ジエと初対面。「あなたがプロになって一緒に出場できるの待っているから」と言ってもらったそうで「申ジエさんと早く一緒のトーナメントに出たい」と、決意を新たにしたという。

 23日の前夜祭では真っ赤なドレスを身にまとい、初出席。大物ゲストたちとステージに上がり、司会の徳光和夫氏からの質問にも堂々と受け答えした。「ああいうのはもう慣れちゃいました」と弥勒。「今日(のプロアマ)も楽しかったし、勉強させてもらいました」と満足げに話し、大物感を漂わせた。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。11歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフを連覇。20年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権で優勝。今年6月にジュニア欧州選手権を制し、ジュニアメジャー5勝目。同時に史上初のジュニア4大メジャーのグランドスラムを達成した。現在、ドライバーの飛距離は210~220ヤード。12社・団体のスポンサーを持つ。家族は父、元フィギュアスケート選手の母・みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。145センチ、52キロ。

最新のカテゴリー記事