女子プロゴルフツアーのゴルフ5レディスは2日から3日間、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われる。大会前日の1日、開催コースでプロアマ戦が行われ、11歳のアマチュアながらゴルフ5と所属契約する「天才少女」須藤弥勒(ゴルフ5)は、通算7勝の小祝さくら(ニトリ)と同組で回り「学ぶことがたくさんありました」と感謝した。
弥勒は今年6月に欧州ジュニア選手権に優勝し、史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成。「天才少女」と呼ばれる11歳は8月から日本女子ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)の父で元コーチの横峯良郎氏の指導のもとスイング改造に乗り出し、さらなるレベルアップを図っている。今年1月からアマ資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったため、現在、12社・団体のスポンサーを持つ。その中で所属契約を結ぶゴルフ5はメインスポンサー。弥勒は最終日(4日)には18番ゲストリポーターを務めるなど、大会の盛り上げに一役を買っている。
この日は、大人に交じってプロアマ戦に参加。「大好き」という小祝と18ホールを共にした。「小祝さんと一緒にラウンドしたのは初めてです。ドライバーショットはゆっくり、ゆったりと振って、とても飛んでいました。とても勉強になりました」と話した。
弥勒が小祝に学んだことはプレー面だけではない。多くの選手が体調面などの理由で数試合に一度、トーナメントを休む中、小祝は毎週、試合に出場し続け「鉄人」と呼ばれている。「試合を休まない小祝さんはとてもすごいと思います。私もプロになったら、小祝さんのようになりたい」と弥勒は目を輝かせながら話した。プロアマ戦に同行した弥勒の母・みゆきさんは「マッサージなど、どのように体をケアしているか、小祝さんは丁寧に教えてくれました。弥勒にとって、とてもためになる一日でした」と感謝した。
今季、小祝はポイントで争うメルセデスランクは6位。先週のニトリレディスは13位だった。「小祝さんは調子いいと思います。今週、優勝してほしいです!」と弥勒は言葉に力を込めて話した。