◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 最終日(11日、京都・城陽CC=6555ヤード、パー72)
4打差4位から出た、昨年11月にプロテストに合格したルーキー川崎春花(フリー)が1イーグル、6バーディーの64で回り、通算16アンダーでツアー&メジャー初優勝を飾った。
地元・京都府出身の“ご当地V”で城陽CCはプロテストに合格した思い出の地。19歳133日は、14年大会・鈴木愛の20歳128日を更新し、大会最年少優勝となった。予選会を突破しての制覇は大会史上初。03年度以降生まれのツアー優勝者も初めてとなった。
川崎は8番パー4(370ヤード)で残り120ヤードからピッチングウェッジで放った第2打をカップインさせるイーグルで猛追。12番から4連続バーディーを奪い、15番で単独首位に立つと、17番、18番でもスコアを伸ばした。
単独首位で出た山下美夢有(みゆう)は3バーディー、2ボギーの71と伸ばしきれず、13アンダーの2位で、ツアー史上12人目のメジャー連勝はならなかった。
菅沼菜々は4バーディー、ボギーなしの68で12アンダーの3位。ささきしょうこ、森田遥、佐藤心結が11アンダーの4位となった。西郷真央が69で10アンダーの7位。昨年大会覇者の稲見萌寧は69で7アンダーの19位だった。
◆川崎 春花(かわさき・はるか)2003年5月1日、京都市生まれ。19歳。父親と姉の影響で7歳からゴルフを始める。大院大高2年時の20年全国高校選手権春季大会で優勝。21年の日本女子オープンで11位。昨年11月のプロテストに一発合格し、今年8月に下部ツアーで優勝。ドライバーの平均飛距離は240ヤード。得意クラブはショートアイアン。158センチ、51キロ。