最年少19歳133日でメジャー初制覇した川崎「信じられない」…地元・京都の声援を力に


18番、バーディパットを決め首位でホールアウトする川崎春花(カメラ・岩田 大補)

18番、バーディパットを決め首位でホールアウトする川崎春花(カメラ・岩田 大補)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 最終日(11日、京都・城陽CC=6555ヤード、パー72) 

 4打差4位から出た、昨年11月にプロテストに合格したルーキー川崎春花(フリー)が1イーグル、6バーディーの64で回り、通算16アンダーでツアー&メジャー初優勝を飾った。

 地元・京都府出身の“ご当地V”で城陽CCはプロテストに合格した思い出の地。19歳133日は、14年大会・鈴木愛の20歳128日を更新し、大会最年少優勝となった。予選会を突破しての制覇は大会史上初。03年度以降生まれのツアー優勝者も初めてとなった。

 川崎からは「(初優勝の気持ち)信じられない。うれしいです」と感無量の言葉が出た。プロテストに合格したコースでの優勝となり「すごく思い出がある。前半はバーディーチャンスを連続して外したり苦しかったけど、最後まで諦めずにプレーしたら8アンダー(64)になっていた」と語った。8番イーグルは会心だった。「入ると思っていなかったけど、入ってびっくりした。(後半に連続バーディー)ラフからでもピンについてくれて、パターも前半は入らなかったけど、後半は少しずつ入って8アンダーだった」と振り返った。地元・京都でたくさんの応援が力になった。「それが力になり、今日は優勝できた。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」と感謝していた。

 ◆川崎 春花(かわさき・はるか)2003年5月1日、京都市生まれ。19歳。父親と姉の影響で7歳からゴルフを始める。大院大高2年時の20年全国高校選手権春季大会で優勝。21年の日本女子オープンで11位。昨年11月のプロテストに一発合格し、今年8月に下部ツアーで優勝。ドライバーの平均飛距離は240ヤード。得意クラブはショートアイアン。158センチ、51キロ。

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