◆米男子プロゴルフツアー フォーティネット選手権 第1日(15日、米カリフォルニア州・シルべラードリゾート=7123ヤード、パー72)
2022―23年シーズンが開幕した。第1ラウンドは日没順延となった。日本男子歴代最多8勝の松山英樹(LEXUS)は5バーディー、2ボギーの69をマーク。首位と6打差の3アンダーで、暫定24位につけた。
米ツアー参戦10年目のシーズンが幕を開けた。ツアー1勝のコリー・コナーズ(カナダ)、通算1勝のキャム・デービス(豪州)と同組。出だしの10番パー4は、3オン2パットのボギー発進となった。14番パー4も2打目がグリーン手前のバンカーに捕まってボギー。16番パー5で3打目を4Mにつけてシーズン最初のバーディーを奪うと、18番パー5でも3打目を1Mに寄せて伸ばし、イーブンに戻して前半を折り返した。
後半は、5番パー5で3打目を50センチに寄せてバーディーを奪うと、6番パー4は得意のアイアンでの2打目を1・2Mにつけて連続バーディー。8番パー4も2打目を80センチにつけて伸ばし、3アンダーで初日のプレーを終えた。
フェアウェーキープ率35・71%(112位)、パーオン率55・56%(121位)と得意のショットは乱れたが年々、成熟度を増している小技でしのいでスコアをまとめた。自分に厳しい30歳のマスターズ王者は「たまたまバーディーを取ることができたので、良かったなと思いますけど。ん~、ショットもパットもいいところがあまり無かったので、苦しかったですね。体調も含めて、気にせずプレーできるところまでは、まだきていないと思うんですけど、それなりのスコアは出せたので良かったかなと思います」とうなずいた。
それでも、ツアー屈指の総合力の高さを見せ、昨年6位に入った大会だけに第2ラウンド以降のプレーも注目される。「グリーン上がすごく硬くなるし、後半は風も強くなると思うのでショットがすごい難しくなると思うので。そこらへんを頭に入れながら、しっかり考えて、明日の対策を練りたいと思います」と午後スタートの第2ラウンドを見据えた。156選手が参加し、賞金総額800万ドル(約11億4400万円)、優勝賞金144万ドル(約2億592万円)を争う。