◆米女子プロゴルフツアー ポートランド・クラシック 第2日(16日、米オレゴン州・コロンビアエッジウォーターCC=6478ヤード、パー72)
2019年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(サントリー)は2打差3位スタートで1イーグル、3バーディー、4ボギーの71で回った。首位と4打差の6アンダーの13位に後退した。
4番で3オン2パットのボギーが先行するも、5番で4Mのバーディーパットを沈めて、見事にバウンスバック。7番パー5は2オンに成功してピン手前20Mを沈めてイーグル。8番パー3は、グリーン奥のラフからの2打目がチップインバーディーとなった。
後半も10番パー5では、第2打を右の池に入つかまるも4打目を1・5Mに寄せてナイスパー。11番は第1打を左林に曲げるも、2打目でグリーンをとらえるナイスリカバリーを見せてパーを拾った。15番はアイアンでの2打目をベタピンにつけて伸ばした。14番と16番では、2Mのパーパットが外れてボギーとなった。
ホールアウト後、中継局WOWOWのインタビューに「内容的にはすごいむちゃくちゃなゴルフだったので。1アンダーで回れたのがすごい不思議なくらいの内容だった分、ちょっとモヤモヤが残るラウンドでした」と苦笑いで答えた。
得意のショットでフェアウェーキープ率50%、パーオン率も56%と苦しんだ。それでも28パットと小技でしのいでスコアを1つ伸ばした。自身3戦ぶりに決勝ラウンドへと進み「上を狙えない位置ではないので、明日もしっかり攻めつつも、良い内容のゴルフができるように頑張りたい」と意気込んだ。
米ツアー1勝の古江彩佳(富士通)は2打差3位で出て4バーディー、1ボギーの69をマーク。通算8アンダーで、首位と2打差で日本勢最上位の4位となった。初日単独首位発進した上原彩子(モスバーガー)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とした。6アンダーの13位に順位を下げた。2010年に宮里藍、2012年に宮里美香が制した日本人と好相性コースだけに、決勝ラウンドでの日本勢の活躍が期待される。
ともに初優勝を狙うエスター・ヘンゼライト(ドイツ)、リリア・ブ(米国)が10アンダーの首位に並んでいる。初日に73で77位につけていた、ツアー通算3勝の野村敏京(フリー)は、第2ラウンドスタート前に棄権した。