プロ14年目の苦労人・小林伸太郎が地元群馬で悲願のツアー初V 開催地市長からの激励に応える 大岩龍一2位


最終ラウンドの10番、ティーショットを放つ小林伸太郎

最終ラウンドの10番、ティーショットを放つ小林伸太郎

◆男子プロゴルフツアー ▽バイ・ザ・プレーヤーズ 最終日(9日、群馬・ザ・レーサム=7137ヤード、パー71)

 スコアを得点化するステーブルフォード方式で行われ、首位から出たプロ14年目・36歳の小林伸太郎(栃木ミサワホーム)が5バーディー、2ボギーの68で回り8点を加えて計41点とし、逃げ切った。群馬でのツアー開催は2008年日本プロ以来、14年ぶり。高崎市出身プロが地元でツアー初優勝を飾った。

 単独首位で最終日を迎えたのは片山晋呉に1打差で敗れた16年マイナビABC選手権(2位)以来だった。今大会前には開催地・安中市の市長から「(優勝で)市長杯を渡したいから頑張って」と激励された。第3日を終えて6点リードも「まだまだです。地元開催で良い報告ができれば」と話していた。

 同じ最終組を回った大岩龍一(フリー)が計36点で自己最高の2位。デロスサントス(フィリピン)が32点で3位。竹安俊也(フリー)、小鯛竜也(フリー)が31点で4位に入った。

 ◆小林 伸太郎(こばやし・しんたろう)1986年8月22日、群馬・高崎市生まれ。10歳からゴルフを始める。栃木・佐野日大高3年時の日本ジュニア優勝。東北福祉大3年の2007年には日本アマ優勝。09年プロデビュー。16年マイナビABC選手権の2位がこれまでの最高。17年にシードを喪失したが、昨季トップ10が2回で賞金ランク49位に入り4季ぶりのシード復帰。177センチ、87キロ。

 ◆今大会の方式 ステーブルフォード方式(得点制)で争われ、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーはマイナス1点、ダブルボギー以上はマイナス2点。同方式は、98年アコムインターナショナル以来、24年ぶりの開催となった。

最新のカテゴリー記事