池田勇太、3年ぶり復活のホスト大会へ「優勝しかない」 あごの矯正器具で復調…平和PGM選手権


池田勇太

池田勇太

◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権 プロアマ戦(26日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)

 平和とスポンサー契約を結ぶ池田勇太がプロアマ戦後に取材に応じ、27日開幕の大会へ意気込みを語った。前週の日本オープンから顎を正しい位置にするための矯正器具を口内に装着して戦っており、「いろんな所が悪かった理由が一つには顎にあったらしくて。その顎の矯正器具」と説明した。

 36歳は6月から首、足、顔といった体のあらゆる箇所に「不思議な痛み」を覚えるようになった。「顎偏位症(がくへんいしょう)」だったことが明らかになったのは最近。口の中に巨大マウスピースのような矯正器具を入れて生活している。「違和感はもう、ありあり」。会話も難しいため、外してから取材エリアに来た池田は「口の中、今血だらけ」と苦笑いした。

 2週前に初めて装着してしばらくは「重心の位置が全部変わるから、最初球が打てなかった」。1週間でスイングを変えて臨んだ日本オープンは9位で完走。「ゴルフはそこまですごく良かったわけではないが、最後まで頑張れた。先週試合できたので、今週に向けてはすごくいい形で臨めるんじゃないかと思う」

 3年ぶりに復活した大会にかける思いは強い。「すごくありがたいし、僕は選手のなかで唯一平和さんと契約させてもらっているというのもあるので、人一倍責任感も感じているし、それをゴルフ全面にぶつけていきたい。この大会は優勝しかないと思っている」。ホストプロとして臨む大会で、19年6月のミズノオープン以来となる23勝目を狙う。

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