◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権 プロアマ戦(26日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)
中島啓太は9ホールの練習ラウンドで最終調整した。「視野が広くなってしまうようなコース。先週(日本オープン)はタフなセッティングでターゲットが狭かった分、今週広く見えてしまうことを逆に警戒しないといけない。しっかり自分が打ちたいターゲットを決めて、目標を小さく絞っていけたら」と話した。
9月のパナソニックオープンを初戦に、この大会がプロ転向5戦目になる。「アマからプロになったことで何も変わったことはない。ただ試合に勝ちたいという気持ちは変わらずにできている」。米ツアーのZOZOチャンピオンシップでは日本勢最上位の12位に入り復調。「今週もがんばりたい」と力を込めた。
昨年のパナソニックオープンをアマチュアで制した。前週の日本オープンでは、同学年の蟬川泰果が95年ぶりのアマチュア優勝。「本当にすごい快挙。あれだけドライバーが振れていてアグレッシブに攻めていると2桁アンダーまでもっていけるのかな。先週僕と20打差ぐらいついているので。それはドライバーだけじゃない。パワーだけじゃなくて、技術もすごい」。
刺激は受けつつ、これまで通り自分のゴルフに集中することを最優先にシーズン終盤戦へ向かう。「今意識するのは、アマでもプロでも勝ちたい気持ちを忘れないこと。その週に一番準備をした人、その試合にかけてきた人が勝つと思っている。自分は優勝を目指して頑張りたいし、自分のペースで、回りのことに関係なく、自分のやりたいことをやり遂げられたらと思う」と闘志を内に秘めた。
27日の第1ラウンドは池田勇太、植竹勇太と午前9時50分にスタートする。