◆男子プロゴルフツアー マイナビABC選手権 第2日(4日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)
首位と10差82位から出た石川遼(カシオ)は2バーディー、4ボギーの74で回り、通算5オーバーでホールアウトした。全組がプレーを終えていないが、60位までが決勝ラウンド(R)に進出する予選カットラインは、現段階で1アンダー。予選落ちが濃厚となった。
石川は序盤から我慢のラウンド。前半の13番では約1・5メートルのバーディーパットがカップに蹴られるなど、チャンスを決めきれなかった。逆に16、17番で連続ボギーをたたくなど、2オーバーで折り返した。
後半の3、4番で連続バーディーを奪い波に乗りかけたが、5、7番でボギーして、スコアを戻して終了した。ホールアウト後、石川は「ショットは昨日より修正できたところはあったので、少しは内容的に戻せた感じはありました。来週に向けてまた、頑張りたいなという感じです」と前を向いた。
石川は9月のANAオープンで今季最高の2位に入ったが、翌週のパナソニックオープンを予選落ち。バンテリン東海クラシックの第2日に腰痛のため途中棄権し、続くバイ・ザ・プレーヤーズを欠場とコンディション不良が尾を引いた。3週ぶりに復帰した日本オープンは予選落ちしたが、先週の平和PGM選手権で出場4戦ぶりの予選突破から29位。復調の兆しを見せていたが、決勝R進出は厳しい状況で、予選落ちならば今季19戦で5度目(棄権を除く)となる。