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3番、ティーショットを放つ原英莉花 (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(24日、宮崎・宮崎CC=6487ヤード、パー72 報知新聞社後援)
2020年の大会覇者、原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は1イーグル、1バーディー、3ボギーのイーブンパーで、首位と6打差25位からのスタートとなった。4年連続4回目出場となる今大会は、一昨年に初日から首位を守り続ける“完全V”で初制覇。今季初勝利での大会2勝目へ、2日目以降に浮上を狙う。
原は大会開幕前に宣言した「強い気持ちを持って」という意志を表すように、前週の大王製紙エリエールレディスでも選択したヒョウ柄をあしらった上下ウェアで登場。同学年の渋野日向子と同組で、笑顔で会話を交わしながらラウンドした。前半は3ボギーなどで2オーバーの折り返しだったが、13番パー5でイーグルを奪い、イーブンパーに戻した。
原は「ティーショットが荒れて前半はなかなか流れをつくれなかったけど、後半に入ってロングでイーグルを取れたことで、少しいい流れに持っていけたかなと思います」と振り返った。渋野との同組には「すごいリズムが良くて、歯切れのいいショットを見ながら、いい流れでプレーをできたと思います。すごく楽しみだったし、今日1日楽しかったです」と笑顔を見せた。
今季国内ツアーはここまで未勝利ながら、メルセデス・ランク31位の資格で出場を果たした。最終戦でのV締めへ「ティーショットとパターの感覚を取り戻すためにしっかり調整して、毎日アンダーを出すために頑張りたいと思います」と意欲を示した。