諸見里しのぶさん、三ケ島かなはパットのテンポ常に一定…自信持って打ち抜けた


三ヶ島かな

三ヶ島かな

◆女子プロゴルフツアー今季最終戦 メジャー▽JLPGAツアー選手権リコー杯 第2日(25日、宮崎・宮崎CC=報知新聞社後援)

 昨年大会覇者で、2打差7位から出た三ケ島かな(26)=ランテック=が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で通算7アンダーに伸ばし、4位に浮上した。惜しまれるのが、18番のダブルボギー締め。それでも「最後のダボ以外は、それなりに順調にいけた。前半も後半も同じテンションで回ることを意識した」と冷静だった。

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 三ケ島選手はパッティングの技術が高い選手です。グリーン上でラインを読んでからアドレスに入るまでの間合い、そこから打つまでのテンポが常に一定で、自信を持って打ち抜くことができていました。高麗グリーンなど打たなければいけない場面では、リズムが速くなりやすいですが、三ケ島選手はグリーンの状況に左右されず、自分のテンポで打っていけることは強みだと感じます。

 今季はここまで優勝がありませんが、予選落ちした大会でも、必ず翌日も会場に残って練習をしていました。ディフェンディングチャンピオンとして臨む最終戦へ、強い思いを持って取り組んできたことも好プレーにつながっていると思います。

 山下選手は、前半はショットで右に曲げるミスが多かった中で、我慢強くパーセーブし、ラウンド中に焦らず修正できる力は素晴らしい。この日の2アンダーは優勝や年間平均ストローク60台の記録も見えてくるナイスプレーでした。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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