日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、来季のツアー日程を発表した。試合数は2022年と変わらず、38試合。賞金総額は前年より4786万円増で史上最高額の44億9000万円となった。
ツアーは3月2~5日の「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)で開幕する。7月中旬の1週間は今年と同様、空き週となっている。
「明治安田生命レディス」(3月9~12日、高知・土佐CC)が新たに4日間大会となった。4日間大会は38試合中19試合と、半数に達した。
22年まで行われた「ニッポンハムレディス」(北海道・桂GC)は同週に「ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ」(7月6~9日、北海道・真駒内CC空沼C)となった。「ほけんの窓口レディース」が「RKB×三井松島レディス」(5月12~14日、福岡CC和白C)に大会名が変更された。
また、「リシャール・ミル ヨネックスレディス」(6月2~4日)が静岡・朝霧ジャンボリーGCでの開催に変わるなどコース変更も発表された。
◆主な発表
▼リランキングの時期 第1回は6月ニチレイレディス後、第2回は9月ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン後に実施される。
▼下部のステップアップツアー 前年より4試合増えて(新規3、再開1大会)、来季は21試合。賞金総額は同ツアー史上最高額となる4億5500万円。
▼出場義務試合免除 シード選手のうちツアー出場300試合に達した選手は、出場義務試合数が免除となる。来年度は11人。2年連続で同一大会を欠場できるが、3年連続は不可。
▼産休制度 これまでシード選手が対象だった同制度が、全てのツアー登録者に適用される。JLPGAは「より選手が活用しやすい制度に改正するため」と説明。下部ツアーも出場資格付与の対象。
▼新人戦(加賀電子カップ=12月6~8日、千葉・グレートアイランドC)の開催方式 2日間から3日間大会に変更。95期生、96期生がそれぞれ賞金総額1500万円をかけて争う。
▼ティーチングプロ会員によるツアー登録 ティーチング会員において、QT出場してTP(トーナメントプレーヤー)登録できるのは「ツアー優勝者及びトーナメント事業部が別途定める基準※を満たした者のみ」とする。(2024年度より)
※この基準は、23年から実施予定のティーチング会員のための競技会での一定以上の成績を想定しているという。