タイガー・ウッズ「残念」初のマスターズ棄権 ケガのため最終日スタート前に


◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 最終日(9日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7545ヤード、パー72)

  大会5度の優勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)は最終日、第3ラウンドの残りをプレーする前に棄権した。大会が「ケガのため」と発表した。

 ウッズは自身のSNSを更新し、「足底筋膜炎が悪化したため、今朝棄権しなければならないことが残念です。たくさんの愛とサポートをくれたファンとマスターズに感謝します。選手の皆さん、頑張ってください!」とコメントした。マスターズを棄権するのは、1995年の初出場以降初めて。

 前日8日に第3ラウンドを10番からスタートし、16番パー5は82ヤードの第3打を手前の池に入れて「7」、16番パー3も第1打が池に入り「5」と連続ダブルボギー。7ホールを終えて9オーバー、暫定54位だった。

 今大会は約2か月ぶりの実戦。2年前の自動車事故で重傷を負った右脚に痛みを抱えており、引きずるように歩く場面も。雨が降り気温は下がり、苦しい状況でのプレーが続いていた。

 ウッズは通算3オーバー49位で決勝ラウンドに進出。出場23回連続予選通過はゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、フレッド・カプルス(米国)に並ぶ最長記録だった。

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