◆男子プロゴルフツアー ISPSハンダ 欧州・日本トーナメント 第3日(22日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)
8位で出た星野陸也(興和)が5バーディー、1ボギーの66で、連続60台の日本ツアー記録を17ラウンドに更新した。通算4アンダーとし、首位に2打差の4位に浮上。「今日のショットが3日間の中で一番良かったので、6アンダーを目指していた。最後がもったいないボギーだった。明日はしっかり逆転できるように頑張りたい」と逆転優勝へ意気込んだ。
17番パー3で2メートルのチャンスを決めきれず。最終18番は第2打がグリーン奥にこぼれ、下りの難しいアプローチが残った。ピン下2メートルからのパーパットはカップに蹴られ、この日唯一のボギーとなった。「今日グリーンのコンパクションが一気に上がった。最終ホール(の第2打)は計算通りの場所に落としたけど、まさかグリーンを出るとは思わなかった」と悔しがった。
前日の第2ラウンドは午前6時45分スタートで、3時30分に起床した。「いっぱい寝るために頑張った。いつも3日目、4日目はいっぱい寝るために頑張るという一つのモチベーションがある」と笑った。8~9時間の睡眠が理想という26歳。4位まで順位を上げ、最終日はゆっくりめの12時10分スタートを勝ち取った。
自宅まで車で30分の、知り尽くした“ホームコース”。「自分のマネジメントでここまで上位に来ている。そこのマネジメントは自分の強みだし、勝負したい」と力を込めた。昨年の日本ツアー賞金ランク上位3人の資格で、今季はDPワールドツアー(欧州ツアー)に参戦している。「今年の一番の目標はヨーロッパで優勝すること。地元で優勝できて、ヨーロッパのツアーとしても優勝できたら、すごくうれしい」。睡眠をたっぷり取り、2打差を追って最終日をスタートする。