13年前は最終日に58 石川遼は「ここをプレーすればするほど、そんなに簡単にいくコースではない」


18番、グリーン上でコースを読む石川遼 (カメラ・馬場 秀則)

18番、グリーン上でコースを読む石川遼 (カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ プロアマ(26日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 石川遼(カシオ)はプロアマ戦後、報道陣の取材に応じ「(優勝した2010年大会の)記憶は年々薄れてきている。ここのコースをプレーすればするほど、そんなに簡単にいくコースではない(と分かる)」と苦笑いで話した。

 13年前には、最終日に世界主要ツアー新記録となる58を記録し、逆転で大会最年少優勝した。「非常に幸せなことで、素晴らしい経験をさせてもらった」と振り返りつつ、「逆に言えば、こんなにゴルフってうまくいくことないんだなって思いますよね。ここで俺は58で回れるんだとは思わない。なかなかそう思えないコース」と冷静に分析した。

 今季は開幕戦の3位後、ここ2戦は31位の成績。「ゴルフの状態、調子が良いからこう、悪いからダメといったことに左右されず、その日の自分の状態の中でコースをどうやって攻めていこうかな、と今は思っている」と石川。「大局」「広い視野」という表現を使い、現状のやるべきことに集中する考えを改めて示した。

 予選ラウンドはツアー通算3勝の蟬川泰果(フリー)、1勝の桂川有人(国際スポーツ振興協会)と同組で回る。賞金総額は1億1000万円で、優勝賞金2200万円をかけて争われる。

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