◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(4日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)
「KKT杯バンテリンレディス」で国内ツアー初の双子Vを達成した岩井姉妹が、今季メジャー初戦にそろって臨んだ。
ツアー1勝の姉・明愛(あきえ、ホンダ)は2バーディー、2ボギーのイーブンパーの72で初日を終え、「久々にこのコースセッティングで、グリーンも速いですし、難しかったんですけど、楽しかったです」とうなずいた。10番スタートだった前半は2ボギーと苦しんだが、後半の2番、7番でバーディーを奪って好位置で滑り出した。
ツアー2勝の妹・千怜(ちさと、ホンダ)は対照的に「めちゃくちゃ緊張していた。これがメジャー大会か…という感じ」と、前半18番にはダブルボギーをたたくなど、2バーディー、4ボギーの2オーバーの74。「なんか急いでいるというか、慌ただしくなってしまった感じ。ゴルフ自体もあまりバーディーチャンスに付かず、いっぱい、いっぱいでした」と反省した。
1日に妹・千怜の世界ランクが75位となり、海外メジャーの全米女子オープン(7月6~9日、米カリフォルニア州ペブルビーチGL)への出場が決まった。同88位の明愛は今大会前に「2人でそろって出たい。自分がポイントを取って順位を上げないと」と話し、7月3日時点の世界ランク75位以内のルートでの出場権獲得へ闘志を燃やした。メジャー大会でポイント配分が高く、上位に入れば世界ランクが大きく上がる可能性のある今大会。第2日に向け「明日、たくさんバーディーを取れればいいかなと思います」と意気込んだ。一方、千怜も「バーディーチャンスに付いたところはうまく沈められていると思うので、明日は今日よりもチャンスを増やして、バーディーを取れれば良いな、と思います」と言葉に力を込めた。同時での世界最高峰の海外メジャー出場に向けて、岩井姉妹はバーディー量産を誓った。