上田桃子は3位「悔しさ満点で終わった」 54度目挑戦でメジャー制覇ならず


15番でバーディーパットが惜しくも入らず、雨の降りしきる中で天を仰いだ上田桃子(カメラ・今西  淳)

15番でバーディーパットが惜しくも入らず、雨の降りしきる中で天を仰いだ上田桃子(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(7日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 4打差3位からメジャー初優勝を目指したツアー通算17勝の上田桃子(ZOZO)は2バーディー、4ボギーの74と伸ばせず、通算6オーバー3位に終わった。「雨風がすごくて、タフな一日だった」と疲労の色をにじませ、「セッティングもすごく難しくて、自分のメンタルをコントロールするのもすごく難しい4日間だった。悔しさ満点で終わったなという感じ」と振り返った。

 優勝した吉田優利に2打差まで詰め寄る場面もあったが、終盤の14、16番のボギーで力尽きた。54度目の挑戦でのメジャー制覇はかなわなかったが、前を向いた。「足りないところもラウンドをしながらたくさん見えた。まだまだなところは多いけど、それでもまた次のチャンスに向けて頑張りたい」と力を込めた。

 ホールアウト後は18番グリーンで、同じ辻村明志コーチに師事する同門の吉田の優勝を祝福。「おめでとう」の声をかけ、抱き合った。「17番のバーディーが本当に大きいと思う。トップで最終日を迎えて、いろんな感情があったと思うけど、しっかりコントロールしていて、優利ちゃんの良さが出てこの位置にいる」と後輩の強さをたたえた。

最新のカテゴリー記事