◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス プロアマ(11日、福岡CC和白C、6299ヤード、パー72)
前週行われたワールドレディスサロンパスカップ(茨城GC西C・報知新聞社後援)でメジャー初優勝した吉田優利(エプソン)が公式会見に臨んだ。「温かいメッセージをたくさんいただいた。選手、キャディーさんら皆さんが心から祝福してくださる姿を見て感動した」と喜んだ。
この日はプロアマ戦で最終調整した。前身のほけんの窓口レディースでは21年に3位、昨年は11位と好相性のコースでもあり「いいイメージ、好きなイメージがある」と話す。メジャー初優勝後の会見では「年間3勝」の目標を掲げた。「どれだけいいゴルフができるかだと思うので、全てにおいてレベルアップしたい」と、さらなる向上を誓った。
前週後は、恩師の辻村明志(はるゆき)コーチと親交があり、プロテストに合格した19年のオフにも助言を授かった王貞治氏(現ソフトバンク球団会長兼特別チームアドバイザー)からも祝福のメッセージが届いたという。詳しい内容は明かさなかったが「最後(最終日の16~18番のプレー)を褒めていただいた。プレーを見てくださっていたこともうれしいですし、私が変わるきっかけを作ってくださった方。結果で示せた」と感激気味に振り返った。
また、吉田の父・英隆さんが営む都内の居酒屋「個室 串天 鮮魚 二十四区 末広町店」(千代田区)が大盛況となっていることについては「会うと褒めてくれるお父さんで『優利のおかげで忙しくさせてもらってるよ』と言ってくれる。いい親孝行ができているのであれば、うれしい。ファンの方々がいっぱい来て応援してくださっていることに応えたい」と笑顔で話した。
自身初の2週連続優勝へ期待がかかる今週に向け「優勝争いをしながらベストを尽くしたい」と抱負。優勝翌日の8日は午前8時から辻村コーチの元で練習を行い、その後はトレーニング、午後は美容院でリフレッシュを完了した。食で有名な福岡への遠征も楽しみにしていたそうで「魚が好きなので、お刺身から煮付けまで食べている。試合中なので遊びには行けないが、福岡が好きなのでテンションが上がる」とうれしそうだった。
この大会には、プロテスト合格を目指すアマチュアの妹・鈴(りん)も出場する。