◆男子プロゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ 最終日(21日、茨城・取手国際GC東C=6804ヤード、パー70)
首位からスタートしたフィリピンのジュビック・パグンサン(フリー)が7バーディー、3ボギーの66で回り、通算23アンダーの大会記録で今季初勝利、日本ツアー通算2勝目を挙げた。日本ツアー初優勝を挙げた21年ミズノオープンではセルフプレーで自らバッグを担ぎ、クラブは規定より3本も少ない11本だけで2位に3打差をつけて快勝。今大会でも45歳のベテランは距離計算、ライン読み、バンカーならしなどすべてを自分で行うセルフプレーで圧勝した。今回は前回と変わって、14本のクラブを駆使して戦ったパグンサンは「ボランティアの皆さん、コースの皆さん、ギャラリーの皆さん、ありがとうございました」と笑顔で優勝スピーチした。
1打差2位から出た22歳の蝉川泰果(フリー)は、スコアの伸ばし合いとなる中、6バーディー、3ボギーの67にとどまり、2打差2位に終わった。「優勝が届く位置でしたが、ボギーが多かった。パグンサン選手はすべてがうまかったです」と一日を振り返った。蝉川は22日は、ほぼ隣接するコースの茨城GC西Cで一日2ラウンド勝負で争われる全米オープン最終予選に臨む。「練習ラウンドは全くしていません。初めてのコースです。少し左肩が痛むので、きょうは休みます」と話した。
5位から出た佐藤大平(クリヤマホールディングス)が6連続を含む8バーディー、ボギーなしの62で回り、2打差の2位と健闘した。
決勝ラウンド進出選手としては最下位の70位から出た丸山奨王(登録名の読みはショーン、フリー)は6バーディー、3ボギーの67で回り、通算4アンダーまで挽回。日米ツアー通算13勝の丸山茂樹を父に持つ22歳は、ツアー4戦目で初の決勝ラウンド進出の戦いを66位で終えた。
今大会はプロ2人、アマ2人の組み合わせでプレーし、プロは通常のトーナメントと同じく72ホールのストロークプレーで競われた。アマチュアもプレーすることもあり、コース設定は易しく、例年、スコアの伸ばし合いとなる。昨年大会の優勝スコアは22アンダーだった。