◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第1日(25日、静岡・グランディ浜名湖GC、6500ヤード、パー72)
ツアー初勝利を目指す佐久間朱莉(大東建託)が6バーディー、2ボギーの4アンダー、68で首位と2打差の6位で好スタートを切った。1番で幸先良くバーディー発進し「スタートで波に乗っていけた」と笑顔を見せた。8番では、4メートルのパットを沈め「前のホールがボギーだったが、気持ちを切らさずにできたので良かった」と会心のバーディーを奪った。
師匠は男子ツアー歴代最多94勝の尾崎将司だ。予選ラウンドはいずれも同門の西郷真央(島津製作所)、李ハナ(フリー)と同組でプレー。大会で3人で回ったのは今回が初めてとなった。「左右されずに自分のプレーができた」と“ジャンボ門下生組”でのラウンドもリラックスして回った。
今季は12戦に出場し、トップ10入りは3度。メジャーのワールドレディスサロンパスカップでは、自身初の最終日最終組でプレーしたが、7位に終わった。「優勝争いの回数を増やしたい。その中で優勝できるように頑張りたい」。ショットメーカーの勝ちたい気持ちはひとしおだ。
連戦で、千葉のジャンボ邸に最近は行けていないという。師匠の期待に応えたい思いは強く「行ったら『優勝はまだか』と言われると思う。次に行けるときには優勝報告をしたい」。19年大会では原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が今大会と同じ会場でツアー初優勝を遂げた。今大会は、腰のヘルニア摘出手術のため欠場となった。原と同じくジャンボ仕込みの飛ばし屋・佐久間が、不在の姉弟子の分まで大会を盛り上げる。