鈴木晃祐 「スーパースター」の石川遼、同学年の中島啓太と同組で9バーディー量産 2位浮上で初優勝も射程に


11番、第3打を放つ鈴木晃祐(カメラ・岩田 大補)

11番、第3打を放つ鈴木晃祐(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ▽ミズノオープン 第2日(26日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72)

 9位で出た鈴木晃祐(フリー)が9バーディー、2ボギーの65で回り、通算11アンダーの2位へ浮上した。10番スタートで、14番から3連続バーディーを決めて5バーディー、2ボギーでハーフターン。後半は4バーディー、ボギーなしで終えて「いいところも悪いところもあったので、ちょっと複雑な気持ち。ショットが良かった。こうやっていい位置につけるのはうれしい」と振り返った。

 同組は、ゴルフを始めるきっかけで、鈴木にとって「スーパースター」の石川遼(カシオ)と、同い年でツアー通算1勝の中島啓太(フリー)。特に世界アマチュアランク1位だった中島は「オールラウンダーで、隙がないゴルフ。小さい頃から憧れっていうか、すごい存在」だったという。ツアー3勝の蟬川泰果(フリー)も同じ2000年生まれで、「啓太は小さい頃から知っていて、大学時代は蟬川がアマチュア(初の)2勝して。刺激になることばかりで、追い付こう追い付こうと思っていた日々。飛距離とかショットの精度が、ちょっとずつ足りないのが課題だった」。冬はトレーニングに取り組み、今年に入って体重は8キロ増、飛距離は約20ヤード伸びて、体力アップも実感した。

 通算11アンダーで中島とともに2位に並んだ。猛追してきた同い年の鈴木に、中島も「バーディーマシーンみたいな感じで、僕がバーディーを取ってもすぐ取り返してきたり。明日、一緒にプレー出来ると思うので楽しみ」とライバル視する。それでも「だいぶ近づいてきたのかなと思うけど、まだまだ(中島は)隙はない。もう少し練習して、という感じ」と上を目指す鈴木は「ツアーの優勝が一番の目標。明日もやることをやるだけ」と念願の初勝利へ闘志を燃やした。

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