◆女子ゴルフ 全米女子オープン 日本予選(29日、千葉・房総CC、東・西の2コース使用=ともにパー72)
2ラウンドで争われ、双子の岩井姉妹の姉・明愛(あきえ、20)が通算10アンダーで首位通過。既に世界ランク上位で出場を決めていた妹の千怜(ちさと、20)=ともにホンダ=に続き、初の海外メジャー切符を獲得。6アンダー4位に3人が並んだがプレーオフの末、上位5人が、7月6日開幕のメジャー第3戦、全米女子オープン本大会(カリフォルニア州ペブルビーチGL)の出場権を得た。
岩井明は68、66で回り、念願のメジャー切符を勝ち取った。「とりあえず良かった。千怜と2人で出られるのでうれしい」と喜んだ。妹の千怜が約1か月前に本大会の出場を決め、自身はこの予選会か、直前の世界ランク75位以内での滑り込みに懸けていた。
3週前から2戦連続2位で迎えた前週大会で予選落ち。「ショットも先週より良くなって、パットも入ってくれた。休んで体の力が良い感じで抜けていた」とうなずいた。2月にタイで開催された米ツアーに出場したことで「さらに海外で挑戦したい気持ちが強くなった」と意欲が高まった。
7月5日の誕生日は、千怜とともに試合直前に迎えることとなる。「えー、そうだった。(2人で)祝ってもらえたらいいな」と声を弾ませた。今季日本ツアーはともに1勝でポイントランクは姉が3位で、妹が5位。2人で挑むメジャーの舞台へ「予選通過目指して、上位フィニッシュしたい」と目標を語った。(岩原 正幸)