女子ゴルフ4時間30分遅れでスタート 最終組ホールアウトは午後8時35分? 明日の朝は霧のピンチ


スタートへ向け調整する選手たち(カメラ・今西  淳)

スタートへ向け調整する選手たち(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー リシャール・ミル ヨネックスレディス 第1日(3日、静岡・朝霧ジャンボリーGC=6687ヤード、パー72)

 悪天候のため、2日の競技は中止。順延された第1日の第1ラウンドはコースコンディション不良のため、4時間30分も遅れ、第1組(1番スタート)は正午にようやくティーオフした。10番からスタートする最終組のティーオフは午後2時55分。便宜上、発表されている最終組のホールアウトは午後8時35分。日没順延となることは確実な状況だ。

 今大会は36ホールの短縮競技となり、第1ラウンド終了後、60位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出する。しかし、競技成立のため、セカンドカットが行われる可能性が選手に通達されている。セカンドカットとは、競技成立のために決勝ラウンドの人数を減らすこと。セカンドカットされた後、決勝ラウンドでプレーできる人数は状況次第で、最少人数は30位タイまでとされている。本来、決勝進出できる順位でセカンドカットされた選手は、その時点の順位のポイントと賞金を獲得する。

 36ホールを消化できずに18ホールと同一の9ホールを加えた27ホールの「超短縮決戦」となる可能性もある。1988年のツアー制度施行後、天候を理由に27ホール決戦となった大会は過去に8度。少なくとも27ホールを消化できない場合、競技不成立となる。

 第1ラウンドの未消化分は最終日(4日)の朝に行われ、全選手がホールアウト後、決勝ラウンドが始まる。4日は晴れ予報だが、競技成立のための、もうひとつの「難敵」がある。朝霧ジャンボリーGCの近隣ホテルのスタッフによると「雨の翌日の朝は、地名の通り、霧が出ることが多いです」と話す。濃霧となった場合、競技進行が遅れる可能性もある。

 今大会は例年、新潟・ヨネックスCCで行われているが、今年は提携コースの朝霧ジャンボリーGCでの特別開催となった。

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