渋野日向子「こういう時期も必要。前に進むしかない」130位で予選落ち


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 全米女子プロ選手権 第2日(23日、米ニュージャージー州バルタスロールGC=6621ヤード、パー71)

 134位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、5ボギーの75で回り、通算11オーバー130位で予選落ちした。

 ホールアウト後に中継局のWOWOWの取材に応じ、「昨日よりはいいゴルフを、と思いながらやっていたが、なかなかできなかった。昨日よりはショットが乗ってくれていたので、ましかなと思いつつ、やっぱりパッティングも入らずだったので。なかなか流れをつかむことができなかった」と振り返った。

 インスタートの14番で10メートル超のロングパットを沈めて今週初のバーディーを奪ったが、続く15番で1メートル半弱のパーパットを決めきれず。18番パー5では2メートル半のバーディーパットが惜しくも外れた。

 後半6番で4メートル近いパーパットを沈める粘りを見せたが、7番パー5で2メートル半のパーパットがカップに蹴られ、8番では1メートル弱のバーディーパットがカップ左へ、9番は1メートル半前後のパーパットが右に抜けた。

 左手親指付近の痛みを軽減するために、2週前の日本ツアー「宮里藍サントリーレディス」からクラブの握りをテンフィンガーグリップに変更したばかり。試行錯誤は続いている。「けっこうしんどいなとは思いますけど。こういう時期も必要かなっていうのをちゃんと受け入れて、前に進むしかないかなと思います」と顔を上げた。

 今季メジャー第2戦は悔しい結果に終わった。「2日しか戦えなかったことはすごく残念だけど、メジャーセッティングのコースでやりがいもあったし、そのなかでうみが出てしまった感じ。すべて出し切ったなっていう感じ。残念ではあるが前向きに頑張って捉えたい」と話し、「落ちるだけ落ちているので」と再浮上を誓った。

 2週後にはペブルビーチでの全米女子オープンが控える。「すごく楽しみに何年も待ち望んでいた大会。自分ができる限りの準備をして臨みたい」。日々最善を尽くしながら、歩みを進めていく。

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