【マンスリー藤田光里】「父の日」に天国へ良いプレー届けられたかな


23日のアース・モンダミンカップ第2ラウンドで笑顔を見せる藤田

23日のアース・モンダミンカップ第2ラウンドで笑顔を見せる藤田

 6月はレギュラー1試合、下部のステップ3試合に出ました。19年に優勝したユピテル・静岡新聞SBSレディースでショットの感触が上向きました。最終日のスタート前に三觜(みつはし)喜一コーチ(48)が「重心がずれて、かかと体重になっている」と悪癖を指摘して下さって。そこだけを注意して回ったら、フェアウェーもパーオンも外したのは2ホールのみ。3パットボギーが2つあって71だったんですが「父の日」にアンダーで回れて今季最高の17位。天国に良いプレーを届けられたかなぁ。

 ショットが上向くきっかけは、大会前のプロアマ戦にもありました。ツアー3勝の馬場ゆかりさん(40)と同組で回らせて頂いて。ツアーを離れて4年たつそうでしたが、ショットは相変わらず抜群でとても勉強になりました。地面に響くような当たりのアイアンは、私が打ちたい球でいいイメージも頂きましたね。

 今春から、用具契約するキャロウェイのE・R・CソフトボールのCM動画に出演させてもらっています。テレビCMで大阪出身の西村優菜ちゃん(22)が「せやねん、飛ぶねん」と言っているキャッチコピーを私は、北海道弁で「そだね~、飛ぶっしょ」と宣伝。私が北海道弁を話すのが珍しかったみたいで、他の選手からは最近、よくいじられています(笑い)。動画を見たファンの方々からは「何か優しい感じがする」と言われますね。ちょっと恥ずかしいですが、まだ見ていない読者の方はぜひ一度ご覧下さい。(女子プロゴルファー)

 ◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。28歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年賞金ランク38位、15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~22年は賞金シード入りを逃した。165センチ、56キロ。家族は母と妹、弟。「AKRacing(エーケーレーシング)」所属。

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